メールマガジンアーカイブ｜全国ファインスチール流通協議会

HOME　>　メールマガジン　>　2025.07配信：ファインくんが行く！株式会社こっこーさま　槙岡社長にインタビュー

今回は広島県呉市に本社を構える株式会社こっこーさまにお邪魔して、社長の槙岡様に突撃インタビュー。
若くて気さくな社長で、新しいことに前向きなお話をたくさん聞けました。
広報担当の田岡さんと青木さんも同席し、まさかの逆取材？！
常に新しいことに挑戦していらっしゃる、こっこーさまをご紹介いたします。

祖父がリヤカーを引きながら、鉄屑を集め始めたのがきっかけです。
集めた鉄屑を呉にあった日新製鋼さん等に納めていました。
当時は「鉄は国家なり」の時代だったので、需要が高かったようですね。
そこから、一次協力会社として構内に入らせていただきました。
構内に事務所も構え、ピーク時には正社員150名ほどがお世話になっていました。

大きく分けると「環境資源事業部」と「生活環境事業部」になります。

環境資源事業部では、有価物 (鉄・非鉄・古紙) をリサイクルするための加工をして販売したり、処理費用を頂いて産業廃棄物を収集運搬・中間処理しています。

例えば、ガラス瓶をリサイクルした軽量発泡資材「スーパーソル」を製造販売しています。
お手に持ってみてください。

え？軽い！これガラス瓶ですか？
とっても軽い！！

いい反応していただいてありがとうございます（笑）使用済みのガラス瓶を、再び価値のあるものに生まれ変わらせています。
一番の用途としては、軽量の盛り土材ですね。あまり荷重をかけられないところに多孔質である軽いスーパーソルを使ってもらっています。

作業部では、企業の構内に入らせていただき、環境整備や設備の点検・管理などお手伝いさせていただいています。
そして、最近力を入れているのは、解体ですね。家屋や工場・設備の解体。解体したものを自社で処理できるので、うちの強みだと自負しています。

もう一つの生活環境事業部では、こちらも主に3つに分かれています。

一つ目は鋼材事業。
いわゆる、切って、穴をあけて、曲げて、繋げて組み立ててといったことをしています。
LPガスのタンクやトラックの荷台、橋梁に使われる部品などを加工しています。

次に、建材事業。これは、ロールフォーミングを使った屋根壁の建材ですね。
当社の建屋の屋根壁もうちの商品になります。
ご存知かもしれませんが、この辺りの住宅の屋根は石州瓦が文化として根付いていますので瓦屋根がほとんど。
ですので、基本的には工場使用が多いですね。

三つ目は、景観事業。門扉・フェンス・物置カーポートなどを代理店として直接仕入れて販売しています。

時代の変化に対応していくために、我々も変わっていかなくてはいけません。
そこで、今後のこっこーの経営方針として、5つのシンを掲げて色々進めているんです。
「事業の進化」の進
「信頼の獲得」の信
「新事業の創造」の新
「価値の伸長」の伸
「心身の充実」の心

我々は広報に力を入れていまして、ここに同席させていただいています、田岡・青木ほか広報チームのメンバーが信頼の獲得や価値の伸長といった観点からインスタグラムやNoteなど、こっこーの魅力を日々、発信しています。

また、新事業の創造として、不動産事業を2024年10月からスタートさせました。
社内では毎年ビジネスアイデアコンテストも実施。今年で3回目になります。
第1回ビジネスアイデアコンテストの最優秀賞である「みなし墓地リフォーム」を事業化。
墓地を利用している方の高齢化が進み、管理が難しくなった墓地をリフォームする事業です。
階段に手すりをつけたり、雑草が生えないように地面を固めてしまうなどのお手伝いしています。

ずばり、企業理念が一丁目一番地ですね。
実は設立当初の社是は「鉄を通じて社会に奉仕する」でした。
2代目の父が、当社60周年に企業理念を現在のものに変更。
これを大切にしていきたいですね。

実は社名も、この企業理念をヒントに変更しました。
元々の社名が国興産業なので、あまり変わっていませんが、ポスターを見ていただければお分かりの通り、それぞれの企業理念の頭を取りました。
「COMFORTABLE」の「CO」。「CYCLE」の「C」。「COMMUNITY」の「CO」。
これを合わせて「COCCO」こっこーに変更。
周りの皆さん、だいぶ驚かれたようです。

そうですね、周りからよく言われるんですが「真面目な会社」ですかね。
おそらくですが、まずは、コンプライアンスを重視しているからでしょうか。
あとは、うちの従業員のことを「真面目に頑張ってくれている」と言っていただけますね。
ですので、外から見た印象ですが「真面目な会社」と言えるのではないでしょうか。

地元地域のインフラになりたいですね。
インフラになるということが、従業員のやりがいに繋がるんじゃないか、と思いますよね。
また、祖父の時代の話ですが、ある企業さんが倒産した際、連鎖倒産しかけた時に、随分地元の方に助けていただいたようです。
そのこともあり、地元地域に恩返ししたい、貢献したいという気持ちが強いですね。

これちょっと不思議なんですが、呉の焼き鳥屋には生け簀があるんですよね。
前菜で刺身を食べる。ちょっとした呉の文化ですかね。
実は呉の焼鳥屋さんのほとんどは倉橋町鹿島出身の上瀬さんという方がはじめたようで、上瀬さんというお名前のオーナーが多いんです。
その上瀬さんが営んでいる焼き鳥屋は、大体生簀がある！
呉に来た際には、ぜひ焼き鳥屋さんで新鮮な刺身を食べてください！！
もちろん、焼き鳥も美味しいので食べてくださいね！！！

株式会社こっこー

■所在地
・本社
〒737-0134 広島県呉市広多賀谷1丁目9番30号
TEL 0823-71-9191

■創業
1951年(昭和26年)6月4日

■事業内容
スクラップ・産業廃棄物の収集運搬から適正処理や大手企業の構内作業をおこなう｢環境資源事業｣、鉄に関する加工・販売及び建材販売・建築工事を行う｢生活環境事業｣の２事業を柱とした事業展開をしています。
【環境資源事業】
・各種収集運搬・適正処理（製鋼原料・製紙原料・廃蛍光灯・廃乾電池）・大手企業の構内作業など
【生活環境事業】
・鋼板加工・鋼材販売・建材販売・建設工事・エクステリア商品販売など
【不動産再生事業】

■HP

株式会社こっこー

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